日々の訪問看護から~命に向き合う使命~

  看護の王国 訪問看護ステーションの平田です。

 

訪問看護の現場で働く私たちは、日々命に向き合っています。

そして、それは「明日は約束されていない」という厳しい現実に向き合うことでもあります。

今回は、訪問看護師なら一度は経験する「命」を考える瞬間について。

訪問看護の多くは、利用者さんのお宅でケアを行います。
利用者さんに「また来週お会いしましょう」とお伝えしているスタッフも多いでしょう。

でも「またね」と笑顔で告げる瞬間、その言葉の重みもまた、痛感しているかも知れません。

それは、残念ながらその約束が果たせないことがあると知っているからです。
生命の儚さを日常的に目の当たりにする私たちにとって、この現実は常に忘れてはならないこと。

だからこそ、私たちは「今日が最後かもしれない」という思いを胸に、日々のケアに臨んでいます。

「一期一会」
毎回の訪問は、かけがえのない機会

「質の高いケア」
もしこれが最後だとしたら…という思いで最善を尽くす

「心のこもったコミュニケーション」
限られた時間の中で真摯に向き合い、心を込めて接する

「細やかな観察と対応」
わずかな変化も見逃さないよう、細心の注意を払います。

この想いは、最高のケアを提供するための原動力になります。
そして、自分自身の人生について考える機会になることも…。

また、日々の小さな幸せに感謝したり、大切な人々との時間を慈しむようになったり。。。

これは訪問看護を続けていれば、だれもが経験する場面です。

それでも、利用者さんやそのご家族との温かな交流、わずかな回復の兆しに立ち会える喜び、そして「ありがとう」という言葉に励まされ、私たちは、いつでも、前を向いて歩み続けます。

明日は約束されていません。

だからこそ、今日という日を大切に、心を込めたケアを提供し続けていきたいと思います。

今日もこの気持ちを胸に秘めてサービスを提供しています♪

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