要注意!食中毒の危険

  看護の王国 訪問看護ステーションの平田です。

暑い日が続きますが、体調管理には気を付けていらっしゃいますか?

この7~9月という時期は食中毒の発生リスクが高まります。

特に注意が必要な季節です。

気温と湿度が上がるこの時期、細菌の増殖速度は驚くほど速くなります。
特に高齢者や体力の落ちている方は食中毒にかかるリスクが高く、重症化しやすいので要注意です。

今回は、夏場に欠かせない「食中毒のリスク」について考えてみます

宅食サービスと食中毒のリスク

最近では、多くの方が宅食サービスを利用されています。
便利で栄養バランスも考えられた食事を届けてくれるので、高齢者の方や忙しい方にとっては大変助かるサービスですね。

しかし、ここで一つ問題が。

配達された食事を、暑い室内に長時間放置してしまうケースが少なくないのです。
「後で食べよう」と思って、そのまま忘れてしまったり、気づいたときには何時間も経っていた…こんな経験はありませんか?

実は、これが食中毒のリスクを大きく高めてしまうんです。

室温で放置された食品は、細菌の格好の温床!

たとえ見た目や匂いに変化がなくても、食中毒を引き起こす危険性は十分にあるのです。

訪問スタッフの重要な役割

こんな時も、訪問スタッフの役割が重要になってきます。

訪問看護は単に医療的なケアを行うだけでなく利用者さんの生活全般をサポートし、健康的な生活を送れるようお手伝いすることも大切な仕事なのです。

食事や衛生管理もその1つ。

訪問時には、以下もチェックしてみてください。

1.配達された食事が適切に保管されているか確認
2.冷蔵庫の中の食品の期限や状態をチェック
3.適切な食品の保存方法や、食事の温め直し方法を説明
4.手洗いやキッチンの衛生管理の重要性を伝える
5.食中毒の症状や対処法について説明

特に、独居の高齢者の方は食事の時間が不規則になりがちです。

訪問スタッフは、規則正しい食事の摂取を促すとともに栄養バランスにも気を配ります。

みんなで食中毒予防!

食中毒予防に必要なのはちょっとした心がけ。

難しいことはしなくても大きなリスクを回避できるのです。

– 配達された食事はすぐに冷蔵庫に入れる
– 食事の前にはしっかり手を洗う
– 温めなおす際は十分に加熱する
– 調理器具は清潔に保つ

これらの簡単なルールを守ることで、安全においしく食事を楽しむことができます。

訪問スタッフは、こうした日常生活の細やかなケアを通じて利用者さんの健康と安全を守っています。

食事は健康の基本。

美味しく安全な食事で、この暑い夏を乗り切りましょう!

 

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