成長する訪問看護ステーションで起こりうること(スケジューリング編)

横浜市鶴見区で訪問看護ステーションを運営しています。
ケイスラッシュの工藤です。

ケアーズブランドで訪問看護ステーション経営を目指す皆様へのサポートも行う立場です。

今日は訪問看護ステーション経営で実際に起こることをご紹介しています。

訪問件数が増加することで起こること。

訪問件数が増加することはうれしい反面、スタッフの働き方に変化がでます。

「忙しい」=「うれしい」と感じるのは全員ではありません。

これまでのルールでは通用しない事態が発生し、不安になること人も増えてくるからです。

業務ルールが標準化・周知され運用できる状態にする必要があります。

また、日ごろから事業ビジョンを明確にしておき、目指すべき姿を具体的にイメージできるように「どれくらいの数値(訪問件数)」を目指すのか、そのためには何をしていくのかを全員で共有しておくことも重要です。

新規のご依頼をどのように受けていくのか。

通常訪問でさえも忙しいのに「新規注文を受けられない」と考える支援先もあるようですが、
出来る限り新規のご依頼は迅速に対応して受けていきたいものです。

それが信頼関係の構築につながるからです。

訪問看護ステーション経営で難しいのはスケジューリングです。

具体的には、①「どの時間枠で」②「どのスタッフにお願いしていくのか?」

移動効率向上も考えて組んでいくことが大切です。

また、③「あらかじめ新規の空き枠を明確にしておくこと」で、新規のご相談の際にスムーズに契約へ移行もできます。

移動の時間効率の悪いスケジュールでは、新規のご依頼を受けられないばかりか、スタッフの疲弊が不満につながることもあります。

その結果、いつまでも目標稼働数の達成には至らない状況に陥ってしまいます。

フレキシブルなスケジュール調整を

訪問看護ステーション経営における訪問予定はあくまで予定。

現場でよく発生することですが、ご利用者様のご都合等により訪問スケジュールは日々変更・修正は頻繁に発生するものです。

訪問看護ステーション経営はスケジューリングが要ともいえます。

ですから、スタッフの空き時間には振り替えの訪問を提案したり、入院が長期化した場合などはご家族様や、
担当ケアマネージャーと交渉して退院後にスケジュールを再調整するといった提案も必要です。

スケジュール調整は稼働を上げていくための基本です。また、スケジュール調整が上手にできることで、新規ご利用者様の受け入れ態勢を常に保ち、スタッフの働きやすい環境を構築し、PDCAサイクルを継続でき、かつスタッフの不安・不満が解消できる働きやすい職場を作ることを目指してスケジューリングが出来てくるのです。

関係者との信頼関係構築

訪問看護ステーション経営はなんといっても関係者との信頼関係の構築です。

具体的にはご利用者様はもちろんのことご家族様やケアマネージャーとの関係構築はマスト。

信頼関係が構築できていることでご利用者様へのサービス提供スタッフの交代などもスムースにすすみます。

人材教育

訪問看護ステーション経営ではサービス品質の向上が重要です。

具体的にはスタッフ間の情報共有や質を一定に保てるような取り組みや、ステーション内での連携強化が求められるのです。

また、新入職者が採用されるタイミングでは個人稼働が一時的にダウンさせても、ステーションの方針を徹底して共有する必要があります。

特に採用のタイミングは新しい風(情報)が入る良いチャンスになることが多く、新しいチームとなって、
目標達成のための課題・対策・実行・評価を実行できるようにスケジュール調整していきましょう。

スケジュール調整次第では有給消化ができない問題も解消できるのではないでしょうか。

コロナ禍による直行直帰のスタイルで新しい働き方への変化に応じ、時間の有効活用も可能となっています。

情報交換

訪問看護ステーション経営では社内スタッフとの情報交換を強化する取り組みが必要です。

グループのリーダーが問いかけする形が望ましいでしょう。

具体的には個々人あるいはチームの業務に対する不安、悩みを吸い上げ、現在の課題、問題をどう解決していくかを明確にします。

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