指定難病「多系統萎縮症」の方の訪問依頼がありました

はじめまして。
『看護の王国』 訪問看護ステーション鶴見の事務担当です。

訪問看護の事務という視点から見た日々の様々な情報をこのブログを通してお伝えしていきたいと思います。

先日、指定難病の方の訪問依頼がありました。

ご利用者様は、「多系統萎縮症」という指定難病に認定されています。

ご家族と同居されているものの、日中は、ほぼ独居状態・・・お一人で過ごされています。


(※写真は、イメージです。)

訪問看護は厚生労働大臣が定める19疾病の一つのため医療保険適用になりますが、指定難病の場合、所得に応じて自己負担上限額があります。(今回は上限2万円でした)

日中独居である上、この先訪問看護が何回必要になるかもわからない・・・。

ご家族の扶養に入っていますが、今回の新型コロナウイルスの影響によりご家族の収入が減ってしまい(ご利用者様にかかってくる)医療費についてかなり心配をされていました。

障害者手帳の申請の提案させていただきました

私は、スタッフからこの話を聞いて、障害者手帳の申請の提案させていただきました。

障害者手帳は訪問看護は非適用ですが、身体障害1.2級などの認定があれば重度障害医療費助成の申請ができます。

重度障害医療費助成は自己負担が全額市町村負担になりますので、自己負担0円になります。(※横浜市の場合)

障害者手帳の申請などのお話は、退院時等に病院のソーシャルワーカー等から説明がありますが、制度は複雑であり、かつ書類も多いことなどから申請が漏れてしまうケースも多いのです。

在宅での落ち着いた状況の中、申請の方法を説明させていただきました。
(これも在宅の良さですね。)

この結果、訪問看護の回数を減らすことなく、また医療費の心配もなくなり、ご家族、ご利用者様にとても喜んでいただけました。

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