訪問看護の計画書って?

  看護の王国 訪問看護ステーションの平田です。

訪問看護を行うにあたって必要なのが「訪問看護計画書」です。

今回は、初めて訪問看護に携わる方向けの「訪問看護計画書」のお話です。

まず、訪問看護の計画を立てるにあたり、必ず必要なのが

・訪問看護指示書
・居宅サービス計画書

です。

主治医がどんなケアを指示しているのかを確認するのが「訪問看護指示書」です。

行うべきケアの内容、酸素の流量、点滴の量や回数など、医療的な立場で「この方にとって、こんなケアを行うために訪問看護が必要です」ということが書かれたもので、この指示書がなければ訪問看護として訪問することはできません。訪問看護計画書を作成する際も、まずは指示書の内容を確認してからケアを計画します。

居宅サービス計画書とは、ケアプランのことです。

ケアマネージャーさんが「この方にとって必要なケアをこの方の介護保険内で計画した」書類で、福祉用具や訪問介護などをどんな頻度でどう利用するのかをその方のために組み合わせたものになります。

訪問看護もケアマネージャーさんの作成したケアプランに則って訪問する必要があるため、訪問看護計画書を作成する際には、この書類も欠かせません。

訪問看護計画書を作成する際に大事なのが、病棟の看護計画とは違う、と理解することです。

利用者さんやご家族の希望や意向に沿ったケアプランから看護の視点で目標を立てます。

その目標から逆算して現状の問題点やどんなケアを行うのか、実際に計画通りに看護ケアを行った結果の評価などを記載しますが、注意すべきは、利用者さんやご家族にわかり易い表現にすること。
訪問看護計画書は利用者さんやご家族に同意していただく必要があります。
また、使う言葉にも配慮が必要です。利用者さんが直接目にするものですから、ターミナル期の方が不安にならないような表現にしたり、認知症の方が不快に感じないような言葉を選んで記載することが大切なのです。

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