新人訪問スタッフがぶつかる「壁」

  看護の王国 訪問看護ステーションの平田です。

訪問看護に挑戦すると誰しも必ず直面する壁があります。

今回は、そんな新人訪問スタッフならではの壁についてお話してみようと思います。

訪問できるかどうか

まず、訪問看護の場合は「訪問する」のが大前提です。

地図を見ながら利用者さんの自宅までの道のりを調べ、どんなルートで行くのか、どのくらい時間がかかるのか、車訪問ならば、一方通行や進入禁止の道路はあるのか、駐車場は?、訪問時間帯の道路状況は…などなど、様々なことを考えながら「訪問する」ということそのものが壁に感じることもあります。

自宅近くのステーションなどで、地の利がわかっていることで多少緩和されるものの、意外と「こんな道があったのか」などと知らない場所があることもわかったりします。

知らない言葉が多い

医療機関では使わなかった用語に直面します。

訪問看護基本療養費、介護保険、医療保険、など病院では気にすることのなかった制度や仕組みに関する用語を理解する必要があります。

ちなみに、訪問看護計画書や訪問看護報告書、など、外部宛の書類を作成したり、外部からの電話対応や外部あてのメール作成などの機会もあるため、今まで以上に正しい言葉遣いを求められることもあります。

環境が整っていない

利用者さんのご自宅では、医療機関のようにケアに適した環境が整っていることはありません。

しかも、医療機関では次々に患者さん側から来院してくれていましたが、訪問看護ではこちらから利用者さんの自宅に「訪問させていただく」という立場に変わります。

病院とは立場が逆になるわけです。

その際は、訪問時に失礼に当たらないマナーも求められますし、ご自宅である、という心遣いも大切。

布団に寝ている利用者さんに対してどのようにケアを提供するのかを考えたり、限られた物品で処置を行うために工夫することも。

先輩スタッフに同行して見学している段階でも、このような病院との違いを壁だと感じてしまうかも知れません。

ですが、
せっかく訪問看護に挑戦しようと決意してこの世界に飛び込んだのですから、こんな壁すら楽しみながら次々と乗り越えるべくチャレンジして欲しいと思っています。

 

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